日中中日 翻訳必携・実戦編

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日中中日翻訳必携・実戦編 ーよりよい訳文のテクニック

1980円(税込)


【内容紹介】

好評の日中翻訳学院「武吉塾」の授業内容が一冊に!
実戦的な翻訳のエッセンスを課題と訳例・講評で学ぶ

●本書は2007年刊行の『日中・中日翻訳必携』の姉妹編である

 本書はまず「はじめに」で、翻訳の手順、20にのぼるQ&A(受講者からよく受ける質問と解答)、著者からの助言が述べられて、翻訳に取り組む心構えと訳者がよくぶつかる問題点と解決策が、簡潔に紹介されている。

 次に本文では、これまでに武吉塾で出題された113の課題文から36編を精選して、それぞれの参考訳文と講評が添えられている。課題文には中国社会6、中国経済3、中国政治家3、中国法規3、日中交流4、日本3、世界3、女性4、風景3、会話体4の10分野が網羅されており、それぞれ内容も文体も異なるので、読者のさまざまな関心に応えながら、興味をそそるに違いない。 

 ここには「より良い訳文づくり」のためのヒントが満載され、「より良い訳者になる」ための道程が明快に示されているので、読みながら自分の体験を振り返って、うなずいたり、膝を打ったり、微笑んだりされること請け合いである。

 

 

【目次より】

中国社会 1:"四合院"は訳すべきか

     2:タイトルの付け方

     3:"有可能"の訳し方

     4:"2.04億"は落とし穴

     5:逆転の発想も

     6:"中国中東部"は地名か

中国経済 1:"戸籍"と「戸籍」

     2:「中国」か「わが国」か

     3:動詞がどこまで係るか

中国政治家1:人名には必ず敬称を

     2:"問題"の訳いろいろ

     3:2とおりの"也"

 

中国法規 1:役所ことば

     2:「または」と「もしくは」

     3:契約書のスタイル

日中交流 1:中国人の肩書き

     2:個条書きに変える

     3:「日中」か「中日」か

     4:書簡の形式

日  本 1:「利用」と「活用」

     2:キーワードの検索を

     3:"以便"は倒訳に

世  界 1:差別語、不快用語

     2:「職人」の語感

     3:日本語は否定形好み

女  性 1:「女はつらいよ」

     2:"省時、省力、省銭"

     3:"首先是A,其次才是B"

     4:"例如"も倒訳に

風  景 1:バナナ、りんご、梨

     2:4とおりの文体①

     3:4とおりの文体②

会 話 体1:「?」と「!」

     2:説明調を簡潔に

 

【著者紹介】

武吉次朗(たけよし じろう) 1932年生まれ。1958年、中国から帰国。日本国際貿易促進協会事務局勤務。1980年、同協会常務理事。1990年、摂南大学國際言語文化学部教授。2003年退職。フェリス女学院大学オープンカレッジでの翻訳講座をへて、2008年より日中翻訳学院にて中文和訳講座「武吉塾」を主宰。

日本僑報社刊行武吉次朗先生の主な訳書

・『新中国に貢献した日本人たち』(中国中日関係史学会編著、武吉次朗訳)2003

・『続・新中国に貢献した日本人たち』(中国中日 関係史学会編、武吉次朗訳)2005

・『中国の歴史教科書問題―『氷点』事件の記録と反省』(袁偉時著、武吉次朗訳)2006

 ※2012年に『新版中国の歴史教科書問題』刊行

・『「氷点」は読者とともに―いま明かす苦闘の歳月』(李大同著、武吉次朗監訳、久保井真愛訳) 2006

*日中翻訳学院 武吉塾 http://fanyi.duan.jp/


【書誌データ】

『日中中日翻訳必携・実戦編 ーよりよい訳文のテクニック』

著者:武吉次朗

発行:日本僑報社

判型:四六判192頁並製

定価:1800円+税

発行:2014年2月1日

ISBN:978-4-86185-160-5 C0036

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